言い過ぎ

仕事や部活など、グループやチームで動く場合、あなたが先輩ならば、後輩の指導や面倒を見ることがありますよね。

 

その後輩が素直で、テキパキと動いてくれて、注意されたことをすぐに直してくれたら、かわいがってあげようと思うでしょう。

でも、注意しても教えてもらっていないや、誰かにこう言われたなどの言い訳ばかりで、全然言うことを聞かない人もいます。

 

後輩の能力的が足りないわけではないのですが、仕事に慣れていないことと、思い込みが強いのか、自信過剰なのか、注意したら不遜な態度を取ることもありますね・・・

不遜

その時の選択肢として、無視するか、言い過ぎなくらいキツく言うかのどちらかになるかと思います。

そこで、後輩のためを思って、言い過ぎなくらいビシッと言おうと思ったことはありませんか?

 

でも、優しいあなたは、「ちょっと言い過ぎたかな・・・」と思うこともあったりしませんか?

今回は要注意人物と目されている後輩に言い過ぎるくらいの注意はいいのかを考えてみます。

言い過ぎの基準は?

言い過ぎかどうかはあなたの基準があるでしょうが、言われた後輩にも基準があります。

あなたが言い過ぎたと思っていても、後輩は全然何も思っていないかもしれません。

その逆も然り。

 

コミュニケーションとは、「自分がどう言うか」ではなく、「相手がどう取るか」が大事なのです。

自分が伝えたいことを100%言ったつもりでも、相手には70%しか伝わっていないこともあります。

 

でも、それはあなたの説明が足りないわけではなく、相手の理解力が低いからかもしれません。

前提となる知識が間違えていたから、混乱しているだけかもしれません。

同じように、キツく言われているかどうかは、後輩が決めることです。

 

だから、「言い過ぎたかな・・・」と悩む必要なんてないのです!

OK

NGな注意のやり方

とはいえ、絶対に言ってはいけないこともあります。

 

言い過ぎるかではなく、言い方の問題になるので。

 

この3点を注意してみてください。

  • 人格否定
  • 過去の失敗を何度も蒸し返す
  • 反論の余地を与えない

会社勤めをしている方なら、この二つを過去に言われたことがあるかもしれません。

これってキツくなかったですか?

 

一度ミスしたら、それをずっと言われ続けられるのは、言われる側は精神的にキツいですよね。

しかも、同じミスをした時だけでなく、普段からもちょくちょく言われるのは、嫌過ぎます。

 

これをすると、言われた側は更に同じミスを起こしやすくなることが心理学的に証明されています。

 

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だから、やってしまったミスはその場だけ注意する、普段はその話を持ち出さない、同じミスをしたら、前回のミスは持ち出さずに、今回のミスだけにフォーカスして注意するようにしましょう。

 

また、仕事のミスと、その後輩の人格は全く関係ありません。

 

褒める時はその人の性格や功績を含めて、フォーカスを広げて褒め称えましょう。

怒る時は、逆に、そのミスしたことだけにフォーカスを絞って、言ってあげてください。

 

人を動かす効果的な方法ですよ!

 

また、後輩にも言い分があるはずです。

後輩が良かれと思ってやったことが結果的に違っていたのです。

この記事を読んでいるくらい、心優しいあなたですから、上から押し付けなんてせず、弁明の機会を与えていると思います。

それが後輩との信頼関係を生むことにつながりますから、引き続きそれを行って、正すべきことは伝えてあげていただければと思います。

 

注意する本当の目的は?

なぜ、後輩を注意するのか、それは、今よりも良くなってほしいからですよね。

おわかりの通り、決して、あなたのイライラをぶつけるためではないはずです。

 

「どう言えば、後輩は変わってくれるのか?」

それを主として考えて、言い過ぎてしまったと思ったなら、全然良いと思います。

 

その時、後輩から様々な反応が返ってきます。

ミスが直ることもあれば、無視されることもあるでしょう。

 

その時、真面目なあなたは、「今回は後輩にこう言って、こう変わったから、次はこう言おう。」と伝えることをブラッシュアップすることでしょう。

それがあなたにプラスになることをわかっている、伝え方が大事だとわかっているからです。

 

問題児は角度を変えたら、あなた自身が飛躍するチャンスかもしれませんね!

でも、できれば、そんな人は職場に欲しくありませんが・・・

 

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