人食いバクテリアは身近にいる。日本の海にもいるかも・・・

アメリカのメリーランド州に住む男性が海水浴をしている時、非常に稀な人喰いバクテリアが体内に侵入。感染症を発病した後、わずか数日で死亡しました。

男性の名前はマイケル・ファンク(67)。彼は足に切り傷があり、そのまま自宅の近くの海に行き、海水が傷口に触れて、そこから感染したようです。

人食いバクテリアの名前は

ビブリオ・バルニフィカス。

海水浴後、ファンクは足に激しい痛みを感じ始めます。そのまま病院へ行くことに。

医師が感染した皮膚を切除。

その後、壊死が広がってきたので、足を切除。

しかし、ビブリオ・バルニフィカスの感染力はすさまじく、発病から4日後、ファンクは息を引き取りました。

 

ビブリオバルニフィカスってどんな細菌?

 

疾病管理予防センター(CDC)によると、ビブリオバルニフィカスは暖かい沿岸海域に生息、10月はより多くの生息数が確認されているようです。

 

 

 

人間は主に二つの方法でこのビブリオ・バルニフィカスに感染する恐れがあります。

ひとつはビブリオ・バルニフィカスに感染した魚を食べること、もうひとつはファンクのように、傷口が開いている状態で海水に入ることです。

 

生や加熱が不十分な調理方法ではビブリオ・バルニフィカスが死滅していないことがあり、エビやカニなどの甲殻類にも潜んでいることがあります。

そのような魚介類を食べると、下痢、腹部痙攣、吐き気、嘔吐、発熱などの症状に見舞われます。

 

しかし、ファンクのように、傷口から直接ビブリオバルニフィカスが体内に入ってしまうと、皮膚の損傷や組織の破壊が進行します。

また、心臓の働きが弱まることによる病的な低血圧または敗血症性ショックなど、生命を脅かす症状につながることになります。

ビブリオ・バルニフィカスが直接傷口を通して体内に入ってしまうと、非常に危険で、致死率は50%にも上るとか。

 

それでも、ビブリオ・バルニフィカスに感染して、致命傷になる病気になってしまうことはレアケースで、ビブリオ菌で病気になった80,000人のうち、死亡例は約100ほどだと、CDCは推定しています。

 

死亡例になる場合、その人の免疫機能が弱っていることが多いです。

特に慢性肝疾患から、感染症を発症する可能性が高いです。

 

ビブリオ・バルニフィカスの感染を予防するために、海に入る時は、傷口がある場合は防水仕様の包帯やバンドエイドなどで傷口が海水に触れないようにしましょう。

そして、生魚を食べず、しっかりと加熱をしてから食べるようにしてください。

 

対岸の火事ではない!

 

これはアメリカの話だ、ここは日本だから関係ないと思っていたら、大間違い。

輸入された海外産の魚を食べることであなたが感染する恐れもあります。

世界はどんどん狭くなってきています。

海外の話が明日日本で起きるかもしれません。

感染しないように、自己免疫力を高めておきたいですね。