2016年11月30日のためしてガッテンで口内フローラについて取り上げられます。
口内フローラは健康に不可欠な存在です。
でも、あまり馴染みがない言葉です。
口内フローラとは何か?
体にどのような影響があるのかなど、掘り下げてみました。
あなたの健康の一助になれば幸いです。
口内フローラとは何か?
口内フローラとは、口の中の細菌がいっぱいいる状態を指します。
毎日歯磨きをしていても、口の中の細菌がゼロになることはありません。
一時的に減ったとしても、すぐに繁殖します。
細菌の生命力は凄まじいですから。
口の中は無防備な状態。
虫歯や歯周病の箇所から細菌が簡単に入り込みます。
細菌は血管に入り込み、体を蝕んでいきます。
最近では、動脈硬化、心筋梗塞、がん、痴呆症の原因にもなることが解明されました。
たかが虫歯と侮ってはいけませんよ!
なぜ、口内フローラを整える必要があるのか?
腸の中と同じように、口の中にも善玉菌と悪玉菌があります。
この悪玉菌が虫歯や歯周病につながります。
だから、常に口の中をキレイにして、善玉菌が多い状態にしておく必要があります。
意外なところが悪玉菌の感染源!?
口の中の悪玉菌の数は、実はあなた以外の原因で決まることが多いです。
悪玉菌は主に親から譲り受けるからです。
あなたが赤ちゃんの頃、食べやすいようにと、親が食べ物を一度口の中で軽くつぶして、それをあなたに食べさせる、そのようなことがあります。
非常に愛情を感じるのですが、口の中の環境は全く別の話。
食べ物を親の口ですり潰すことで、食べ物に親の唾液が付きます。
その唾液の中に悪玉菌が含まれていたら、それがそのまま赤ちゃんに受け継がれます。
虫歯になりやすい人とそうでない人は、個人差もありますが、このような自分以外の要因もあり得るのです。
どうやって口内フローラを改善するのか?
日々の歯磨きは絶対です。
悪玉菌のエサは口の中の食べかすです。
繁殖させないような環境を常に意識することが大切です。
歯磨きをすることができない場合は、口の中を水でキレイにすすいでください。
食べかすを外に流し出すことができるからです。
もう一つ、口内環境を整えるのに効果的なことがあります。
それは、唾液の出る量を増やすことです。
冬に風邪やインフルエンザが流行するのは、空気が感染しているため、細菌やウィルスが繁殖しやすい環境が整っているのです。
それと同じ理由で、口の中も乾燥させてしまうと、悪玉菌が繁殖しやすくなります。
そのために、唾液の分泌量を多くするのです。
唾液はほとんどが水分です。
だから、乾燥を防ぐことができます。
また、唾液は再石灰化作用や洗浄作用があります。
口臭も口内フローラが影響していますが、唾液の分泌量が多くなると、「お口臭い」ことがなくなります。
いいことずくめですね!
唾液をたくさん出るようにするには、口を閉じて、鼻で呼吸することを意識してください。
口呼吸は口内悪玉菌を繁殖さてしまいます。
また、副交感神経を優位にすることで、唾液の分泌量を増やすことができます。
お風呂はぬるめの温度でゆっくり浸かるのがベストです。
意外な原因はスマホ。
スマホを操作している時、下を向いて動かないことがあります。
その場合、唾液腺の出口が圧迫されて、唾液が出にくい状態が続きます。
メールやゲームに集中していると、軽い緊張状態になり、交感神経が優位になって、さらに唾液が出にくくなります。
体をリラックスさせるのが、口の中の健康に繋がるのですね!
今すぐできることから始めてください
口の中は歯以外は赤色ですよね?
これは血の色です。
血が透けているのです。
そう考えると、細菌が血管に入るなんて簡単だと思いませんか?
そのくらい口の中は無防備なのです。
重大な病気にならないために、病気になって家族や大事な人に迷惑を掛けないため、今すぐ口内環境を整えてくださいね!
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