この世界の片隅に

2016年の大ヒット映画「この世界の片隅に」。

年をまたいで、2017年に入って、人気が更に加速しています。

 

主役の浦野すずの声を、能年玲奈ことのんが挑戦。

大々的な宣伝がされているわけでもないのに、大きな話題作となっています。

 

その証拠に、キネマ旬報ベストテン1位を獲得。

これはアニメ映画としては「となりのトトロ」以来28年ぶりの快挙。

 

さらにクラウドファンディングでは、わずか半日で1000万円を集めました。

本当に素晴らしいです!

 

2016年は「君の名は。」が爆発的大ヒット。

日本の文化とも言えるアニメの強さとクオリティの高さを改めて感じた2016年でした。

 

そんな大ヒットをしている「この世界の片隅に」の続編はあるのでしょうか?

気になるので探ってみました。

「この世界の片隅に」の続編はある?

私は続編があると推測しています。

 

シナリオは?ストーリーはどうなるのか?

それは今後の展開する方向によって決まると思います。

 

ここではなぜ続編があると思ったのか、それを説明します。

 

 

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ファンが出資して作られた映画

映画を作るには、スポンサーがたくさん付いているのが定石です。

でも、「この世界の片隅に」は、メインがクラウドファンディングで集めたお金です。

 

クラウドファンディングとは、web上で出資を募る形式のこと。

 

注目すべきは出資した人の多さ。

その数なんと3,374人!!

 

これは映画を制作する段階での話です。

以前に漫画で連載されていた、ドラマ化されたとはいえ、これだけの人からお金を集めることができるのは、コンテンツとしての質の高さがなせる技。

ファンに愛されていることが実によくわかりますね。

 

「この世界の片隅に」は海外でも上映されています。

そこで、クラウドファンディングでは、「現地に片渕須直監督を送り出す」プロジェクトが開催中。

これもものすごい勢いで資金が集まっていて、3,270人のファンが出資を決めています。

 

これらを考えると、この映画はどこかの制作会社の物ではなく、ファンと共に作り出している作品と言えます。

もし、映画の公開が終わっても、自然発生的に続編を作るための資金集めが、ファンの発信により行われることが考えられます。

もしくは署名運動やSNSでの続編を期待する声が方々から上がることでしょう。

 

こうなると、スポンサーも当然付きますし、広告代理店も動くはず。

だから、続編があると、私は読んでいます。

 

ただ、こうなると、スポンサーの意向を汲む必要が出てきます。

「この世界の片隅に」はファンと作った映画。

大きな資本の影響を受けていないからこそ、なし得たクオリティがある気がしました。

そこがこの映画のコアです。

 

商業ベースとしてよりも、日本映画の素晴らしさを表現する純粋な芸術や文化としての「この世界の片隅に」の続きを見たい、個人的にはそう思っています。