英語の聞き取りを上達させたい、外国映画を字幕なしで見られるようになりたいなど、英語に関する関心はとても高いです。
読む・書くは英語の授業のおかげでできるようになったけど、しゃべると聞き取るのが苦手という方が多いかもしれません。
そこで、英語の聞き取りが上達する方法を2つ紹介します。
聞き取りを上達させるにはこれを利用する
英語の教材を繰り返し聞いてヒアリング能力を高めるのは、とても素晴らしいことだと思います。
でも、ちょっと考え方を変えるだけで、嫌でもヒアリング能力が向上する方法があります。
それが、「環境」と「欲望」です。
ヒアリングができなければならない環境に身を置く、己の欲望のために聞き取りができるようになる、この二つのどちらかが揃えば、間違いなく一瞬でヒアリングができるようになります。
環境に身を置くとは?
ここで、以前、仕事でニューヨークに行った時の話をさせていただきます。
2001年10月11日、私はジョン・F・ケネディ空港に降り立ちました。
この日付を見て、ピンと来るかもしれません。
そう、9.11の同時多発テロのちょうど1ヵ月後です。
しかも、現地コーディネーターに、「昨日、ニューヨークのテレビ局に炭疽菌が投げ込まれたんですよ。」と、ニューヨーク到着して1時間も経たない時に、現地最新情報をいただきました。
正直、命の危機を感じましたよ。。
「テロに巻き込まれるかも・・・」そういう不安が一気に押し寄せてきました。
でも、仕事で行ったからには、完遂しなければなりません。
その時の私ははっきり言って、英語は全然できませんでした。
もちろん、ヒアリングは全くと言っていいほどできません。
でも、目的地へ辿り着かなければ、何をしに来たのかわかりません。
そこで、近くにいた警察官に地図を見せて、片言の英語で、どのように行ったらいいのかを聞きました。
すると、警察官が指を差して、すごい勢いで行き方を説明してくれました。
普段なら、絶対に聞き取れないレベルです。
でも、その時は完璧に聞き取ることができました。
「そこを右に曲がって、二つ目のブロックに地下鉄の駅がある。そこから○○駅に行けばいい。」
聞こえたまま進むと確かに駅があり、無事目的地に着くことができました。
また、ニューヨーク証券取引所の近くを通った時。
テロの影響で、市場も休み。
いつもは人がたくさんいるはずの街に、誰もいません。
その時、私は首にデジカメを下げていました。
そのまま、目的地はどこか、キョロキョロしていると・・・
機関銃を持った、プロレスラー並みの体格の米軍兵が向こうの方から鬼の形相でこちらに向かってくるではありませんか!
「remove your camera!」
その米兵は私に向かって叫んだのです。
本気で命の危機を感じたからか、15年経った今でもこのフレーズは覚えています。
すぐにデジカメを仕舞うと、「Thank you」と言って、また元の所へ戻っていってくれました。
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ここまで命を賭けてとは言いませんが、英語がわからなければ生きていけない環境に身を置くと、飛躍的に上達します。
これは学校の授業なんて比じゃないくらいのスピードで、一気に聞き取れるようになります。
環境は日本に住んでいては手に入らないのでは?と思うかもしれません。
でも、日本にいても、英語が飛躍的に上達する環境を手に入れることができます。
それに、「欲望」を使うのです。
欲望を使った英語の能力向上法って?
私の姉は以前、外国人とお付き合いをしていたことがあります。
それまでは、英語の能力はそれなりでした。
でも、その外国人(英語でやりとりする)と付き合った瞬間、異常なまでに英語の力が急上昇しました。
夜中、姉が寝ていて、彼から電話が掛かってきても、寝ぼけているのに余裕で英語で会話していましたから。
つまり・・・
「英語圏の人とお付き合いするか好きになる」ことです。
好きな人と付き合いたいとなれば、普段出ない力も出せるじゃないですか。
文字通り、欲望を利用した英語上達方法です。
ちなみに、この方法を、以前働いていた職場の上司に言うと、「それ当たってるわ。以前、イタリア人と付き合っていた時、イタリア語がペラペラやったわ。」とのことです・・・
英会話学校や英語の教材で学ぶのも全然ありだと思います。
でも、英語が話せる、聞けるだけでは足りません。
英語はあくまでコミュニケーションツールです。
どう言えば相手は喜んでくれるのか、どうすれば人は動いてくれるのか、こういう視点が大切ではありませんか。
そのために英語を学ぶのであって、英語という手段を習得することが目的になる必要はないと思っています。
キレイな外国人女性、もしくはイケメン外国人の男性に「Hello」と声を掛けるその第一歩が、あなたの英語能力を飛躍させるきっかけになると私は信じています。
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