FXの税金、結局いくら取られるの?株と何が違うかわかりやすく説明します

👤

なかの@投資大好き

10年以上の投資経験を持つ個人投資家。日本株、米国株、FX、ETFなどを経験。現在は株式投資メイン。普段はサラリーマン。

この記事は、FXで利益が出たとき税金がどうなるのか気になっている方、または株はやっているけれどFXの税金の扱いが株と違うのか知りたいという方に向けて書いています。

「FXって儲かっても、税金で全部持っていかれるんじゃないの?」——そう不安になっていませんか。私も最初はそうでした。

結論からお伝えすると、FXと株はどちらも「申告分離課税」で税率は同じ約20%ですが、損益通算のルールや確定申告の必要性など、細かい部分でけっこう違いがあります。知らないままでいると損をすることもあるので、ここで一緒に整理しましょう。

FXと株の税金、そもそも何が同じで何が違うの?

まず大前提として、FXの利益も株の利益も「申告分離課税」という仕組みで課税されます。申告分離課税とは、給与など他の所得とは切り離して、一定の税率で課税する方法のことです。つまり、どちらも税率自体は約20.315%(所得税15.315%+住民税5%)で統一されています。

ここまで聞くと「じゃあ同じじゃないの?」と思いますよね。でも、少し掘り下げると違いが出てきます。最も大きな違いは「所得の種類」です。

株の利益は「譲渡所得」に分類されますが、FXの利益は「雑所得」に分類されます。この区分の違いが、確定申告や損益通算の扱いに影響してくるんです。

「雑所得」と「譲渡所得」、どう違うの?正直に教えます

所得の種類が違うと、何が変わるのでしょうか。一番わかりやすいのは「損益通算できる範囲」の違いです。損益通算とは、利益と損失を合算して税負担を減らす仕組みのことです。

株(特定口座・源泉徴収あり)で損失が出た場合、同じ「譲渡所得」に分類される他の株や投資信託の利益と損益通算できます。さらに、損失を翌年以降3年間繰り越せる「繰越控除」も使えます。これは株投資の大きなメリットのひとつです。

一方、FXの損失は「先物取引に係る雑所得等」として、FXや商品先物など同じ区分の利益とは通算できますが、株の譲渡所得とは通算できません。FXで損が出たからといって、株の利益と相殺することはできないんです。ただし、FXの損失も3年間の繰越控除は使えます。

ここが「同じ税率なのに、細かいルールが違う」という部分です。事前に知っておかないと、確定申告で損をする可能性があります。

FXと株の税金、サラリーマンが気をつけること

サラリーマンの方にとって特に大事なのは「確定申告が必要かどうか」という点です。

株の場合、証券会社に「特定口座(源泉徴収あり)」を開設していれば、証券会社が自動的に税金を計算して納税してくれます。そのため、基本的に確定申告は不要です。ただし、損益通算や繰越控除を使いたい場合は、自分で確定申告する必要があります。

FXの場合は少し違います。FXの利益は「雑所得」に分類されるため、特定口座のような自動計算の仕組みがありません。年間の利益が20万円を超えた場合、原則として確定申告が必要になります。つまり、FXで稼ぎ始めたら、申告の手間が増えることを覚悟しておく必要があるということです。

私もFXを試したことがあるんですが、正直なところ確定申告の手続きが株よりも少し面倒だと感じました。株は特定口座でほぼ自動だったので、そのギャップが思っていた以上にありました。サラリーマンで時間が限られている方は、この点も考慮して選ぶといいと思います。

FXと株の税金、違いを表で整理してみます

ここまでの内容を一度まとめて確認しましょう。下の表を見てもらうと、違いがひと目でわかると思います。

比較項目 FX 株(国内上場株)
所得の種類 雑所得(先物取引に係る雑所得等) 譲渡所得
税率 約20.315%(一律) 約20.315%(一律)
課税方式 申告分離課税 申告分離課税
損益通算の範囲 FX・商品先物など同区分のみ 株・投資信託など同区分が中心
損失の繰越控除 3年間可能(確定申告が必要) 3年間可能(確定申告が必要)
確定申告の要否 年間利益20万円超で原則必要 特定口座(源泉徴収あり)なら原則不要
自動納税の仕組み なし 特定口座(源泉徴収あり)で可能
NISAとの組み合わせ 不可 可(NISA口座内の利益は非課税)

表を見てわかるとおり、税率は同じでも「確定申告の必要性」と「損益通算の範囲」が大きく違います。特に株はNISAと組み合わせることで利益を非課税にできますが、FXにはその仕組みがありません。

FXで損失が出たとき、確定申告しないともったいない理由

FXで損失が出た年こそ、確定申告を忘れないでほしいんです。なぜかというと、損失を申告しておかないと「繰越控除」が使えないからです。

繰越控除とは、今年の損失を翌年以降3年間の利益と相殺できる仕組みです。たとえば今年FXで損失が出て、翌年以降に利益が出た場合、損失を繰り越しておくことで翌年の税負担を減らせます。ただし、損失が発生した年に確定申告をしていないと、繰越控除は使えません。

損が出たから申告しなくていい、ではなく、損が出たからこそ申告して翌年以降に備えておく——この考え方がとても大切です。

株でも同じ仕組みはありますが、FXの場合は特定口座のような自動処理がないため、自分から動かないと繰越控除の権利を失ってしまいます。ここは見落としやすいポイントなので、ぜひ覚えておいてください。

FXをやるなら知っておきたい「雑所得」の落とし穴

FXの利益が「雑所得」に分類されることには、もうひとつ注意点があります。それは、雑所得は給与所得などと損益通算できないという点です。

つまり、FXで損失が出ても、給与から引いてもらうことはできません。あくまでFX同士、または同じ「先物取引に係る雑所得等」の区分の中でしか損益通算できないんです。

また、FXの利益が増えてくると、国民健康保険料や保育料など、収入に連動して変わる負担額が上がる可能性があります。サラリーマンの場合、社会保険は給与連動なので直接影響しにくいですが、配偶者が国民健康保険に加入している場合などは注意が必要です。

税金のことだけでなく、こうした社会保険料への影響も頭に入れておくと、FXで稼いだときに「あれ、思ったより手取りが少ない」という状況を避けやすくなります。

まとめ:FXと株の税金、覚えておくべき3つのポイント

ここまでの内容を3つにまとめます。

① 税率は同じ約20%でも、所得の種類が違う
FXは「雑所得」、株は「譲渡所得」です。この違いが損益通算の範囲や確定申告の必要性に影響します。

② FXは確定申告が原則必要(年間利益20万円超)
株のような特定口座の自動納税の仕組みがないため、自分で申告する必要があります。損失が出た年も、翌年の繰越控除のために申告しておきましょう。

③ NISAが使えるのは株だけ
FXにはNISAの非課税枠は使えません。税負担を減らしたい場合、株とFXをどう組み合わせるか戦略的に考える必要があります。

FXと株、どちらも投資として有効な選択肢ですが、税金の扱いをきちんと理解した上で始めるかどうかを判断することがとても大切です。まずは無料のデモ取引で仕組みを体験してみることをおすすめします。

“`

💡 まずはデモ取引から試してみませんか?

外為オンラインなら、登録不要のデモ取引で本番と同じ環境でFXを体験できます。口座開設後に5,000円入金するだけで取引スタートできるので、気軽に始められますよ。

外為オンラインの口座開設はこちら(無料)

※本リンクはアフィリエイトリンクです。

最終更新日:2026年5月11日 | 著者:なかの@投資大好き

※本記事は情報提供を目的としており、特定の投資を推奨するものではありません。FX取引にはリスクが伴います。投資判断はご自身の責任で行ってください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました