最近、ネットで、「大阪に来た韓国人観光客に対して、わさびを過剰に入れた寿司を提供した店がある。」
バスの運転手が韓国人に対して、差別的な発言をしている、などというニュースをよく見ます。
いわゆる嫌韓です。
個人の思想なので、誰が嫌い、誰が好きなどはあるかもしれませんが、大阪全体がそのような風潮になっているように書かれていることに疑問を感じています。
そこで、大阪生まれの大阪育ちである私が韓国と大阪の関係を考えてみたいと思います。
大阪にある韓国総領事館はエグい警備体制
大阪のミナミにある、韓国総領事館。
大阪一の大動脈、御堂筋沿いにあります。
観光地なので、見たことがあるかもしれません。
アメリカ村の近所なのですが。
韓国総領事館の前にはいつも必ず、護身用の棒を持った警察官が複数います。
しかも、日本の警察官が警備しています。
梅田(通称キタ)に、アメリカの総領事館があります。
そこと比べて、警察官の数や警備体制は引けを取りません。
かなり強固です。
領事館でのテロなんて、100%不可能と思わせるほど物々しいです。
ミナミって少し浮かれた感じがする街なのですが、ここだけは完全に異様な雰囲気を醸し出しています。
外交なのか、条約なのか、二国間の取り決めなのかわかりませんが、これを見る限り、大阪も日本も韓国を毛嫌いしているとは到底思えません。
在日韓国人の多い観光地がある。
JR環状線鶴橋駅は焼肉で有名です。
ここは在日韓国人がたくさん住んでいて、たくさん働いています。
ここから少し南に下ると、コリアンタウンがあります。
大阪の東成区や生野区は在日韓国人がたくさん住んでいて、家の表札を見ると、ほとんどの家が日本の苗字と李などの韓国の苗字が併記されている地区もあります。
さらに、高校ラグビーでは全国的強豪校の朝鮮学校も大阪にあります。
大阪には今もたくさんの韓国人観光客が来ています。
私はキタに住んでいますから、毎日たくさんの外国人を見ます。
ブロンドの方や、中国と思われる方もたくさんいますが、韓国人もたくさん来ています。
大阪の主要な観光地での案内は日本語、英語、中国語、韓国語の併記になっています。
それほどまでに大阪は外国人を受け入れようとしてるのです。
私が考えるわさびテロの真意
今回のわさびテロの報道ですが、まず、わさびの量を見てみました。
いたって普通の量です。
わさび抜きという選択肢もあります。
寿司を握る人によってはわさびの量が多少多くなるかもしれません。
しかも、”通常より多いわさびが入れられた”とありますが、通常を知っているのか疑問です。
何度も同じ店に行ったことがあるならばわかりますが、数回行っただけでそう言われているのであれば、それは違うと私は言いたいです。
例えば、あなたがマクドでポテトのLサイズを買ったとします。
でも、実際の量はMサイズちゃうん!?と思うくらい少ないことってありませんか?
どこかでドリンクを注文したら、いつもよりだいぶ少ないと思う時があったり・・・
それが今回たまたま起きたのかもしれません。
だから、私の結論は、
“韓国人騒ぎ過ぎ”
ということです。
一方で、大阪を観光していた韓国人が日本人に蹴られたという事件がありました。
韓国総領事館も把握しているようです。
これは、絶対にいけません。
思想の自由により、韓国人を好きか嫌いかはその人が決めることなので、そこはどちらでもいいと思います。
(最近はヘイトスピーチ禁止条例が施行され、過度の言論は規制対象となっています)
でも、暴行事件は犯罪です。
外国人にやっても許されることではありません。
これが本当であれば、大阪嫌韓論がさらに加速しそうです。
でも、大阪は韓国人を、在日の方々と共存している街、これだけは間違いないと言いたいです。