英国BBC放送によると、オーストラリアの2大都市であるメルボルンで、11月27日、雷を伴った激しい雨が降りました。
その日、なぜか、呼吸困難を訴える数千通の電話が病院に殺到。
現在までに8千500人治療を受けました。
嵐の日に発生する喘息、別名「雷雨喘息」(雷雨ぜん息)(thunderstorm asthma)の大発生です。
雷雨ぜん息よる死亡者は現在6人。
メルボルンが属するビクトリア州の保健当局は、現在少なくとも5人が集中治療室で治療を受けており、3人は危篤状態で、死者がさらに増えることが予想されると言っています。
「オーストラリアの話だから関係ない」と言い切れないのが、この話の怖いところです。
日本でも十分起こりえるからです。
雷雨喘息はなぜ起こるのか、何が原因なのか、どうやって防ぐのか、調べてみました。
雷雨喘息はなぜ起こるのか?原因は何?
雷雨喘息は台風や暴風雨で風が巻き起こると起きます。
風によって、空気中のウィルスや細菌、植物の花粉などが飛び回ります。
オーストラリアの件では、ライ麦の花粉が暴風によって撒き散らされました。
その結果、アレルギー症状を発症して、ぜん息になり、病院に運ばれたというわけです。
また、気圧が低くなり、それが人体に悪影響を及ぼしていることも考えられます。
雨の日は頭痛がするという人がいます。
それは気圧が普段より低いから、体内の圧力がやや強く、外側に体を内側から押しているからです。
これとウィルスが相俟って、体調を崩すと考えられます。
だから、日本でも十分起こりえることです。
秋の台風シーズンには、日本にたくさんの台風が上陸します。
台風が直撃している地域の方が不運にも、外に出る必要があれば、猛烈な雨風と共に、ウィルスや細菌などを吸い込む恐れがあります。
また、台風が過ぎても、細菌を含んだ大気がその場に留まっていたら、知らずに吸い込んでしまい、体調を崩すこともあります。
日本でもオーストラリアでも、台風に関するメカニズムは同じですから。
事実、台風の季節は体調を崩す人が多いというデータが出ています。
だから、自分には関係ないと思わずに、しっかりと心構えをしておきましょう。
どうやって雷雨ぜん息から自分を守るの?
雷雨ぜん息もアレルギー反応ですし、そうでなくても、体調を崩す原因は、体内にウイルスが入ったと考えられます。
アレルギー反応がひどければ、重篤な状態になることも考えられます。
体調が悪いと感じたら、すぐに医者に相談してください。
また、手洗い・うがいは必ず行ってください。
ためしてガッテンで口内フローラ特集。虫歯からガンになる!にも書きましたが、
口呼吸は絶対にしてはいけません。
風がきついと、こんな怖いことが起きるのですね・・・
今すぐ意識を変えてください
この話は台風に限りません。
木枯らしが吹いた、春の嵐、風が特に強い日などは要注意です。
冬でも、台風でもないのに、風が強い日があります。
特に冬は空気が乾燥しています。
インフルエンザなどが大流行する環境が整っています。
インフルエンザウィルスがたっぷり含まれている空気がすごい勢いで流れている、それが冬の風の強い日です。
雷雨喘息だけでなく、このようなことも十分注意していってくださいね。
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